喜多院
喜多院は川越大師として知られ、正月のだるま市・2月の節分会・春の桜まつりなどで多くの人を集めます。
ふだんは開放的な雰囲気の境内ですが、そこは同時に川越が誇る文化財の宝庫・・・。
とりわけ徳川家とゆかりの深いお寺で、江戸城から移築された”家光誕生の間”や”春日の局化粧の間”を見ることができ、家康の遺骸を日光に運ぶ途中に喜多院で法要を行ったことから、日本三大東照宮のひとつである仙波東照宮も建てられています。また一郭に設けられた五百羅漢はユーモアあふれる表情で訪れる人々をなごませてくれます。
近くには毎月28日に行われる蚤の市で有名な成田山別院もあり、みるべきものがたくさんあるエリアですが、この周辺は武蔵野の面影を残す緑の多いところでもあります。春は境内に咲く桜や新緑の美しさに心を奪われ、秋は客殿から望む紅葉に目を奪われることでしょう。
散策の途中で買ったお弁当を広げてひと休み・・、なんていうのはいかがですか。少し時間があれば近くの中院にも是非行かれる事をおすすめします。しだれ桜が有名ですが、四季折々の花も楽しめ、その静かな佇まいにこころ癒されること請け合い。
筆者一押しのスポットです。